ホットヨガってどうなの?
ホットヨガはたくさん汗をかけるということで、主にダイエット目的の女性に人気です。またストレス解消、血行促進に良いとされています。しかし高温多湿の中でヨガを行うため、注意点もあります。こちらの記事では過去にホットヨガスタジオでの勤務経験がある管理人が気をつけることを詳しく解説します。
ホットヨガのデメリット
ホットヨガでデメリットとなりうる事と、その対策をご紹介します。
熱中症・脱水症のリスク
熱中症とは、気温や湿度が高い環境下で体温の調整がうまくいかず、めまいやだるさなどさまざまな症状が起こる状態をいいます。高温多湿の中で動くホットヨガでは常に熱中症のリスクがあります。また、汗を大量にかくことで脱水症のリスクも高まります。
湿度が高く保たれているので喉の渇きを感じにくいことがありますし、混み合っているクラスでは空気の流れが悪くなり、スタジオの設定温度よりも高い室温になってしまう可能性も。
こまめに水分補給をするように心がけてください!一気に水分補給をすると体に負担がかかります。熱い空気は上に行きますので、疲れたら座ったり、横になったりしてください。気分が優れない時は退出して休むことも大事です。
脱水症を防ぐためにスポーツドリンクも効果的ですが糖分が多く含まれているため、塩飴や天然塩を持参することもおすすめ。
1時間のレッスンで500mlだと足りないので、1Lあると安心です。
呼吸がしにくい
暑いと呼吸が浅くなります。
本来のヨガは呼吸を深め、静めていくものなのでホットヨガはどちらかといえば、フィットネスやエクササイズの分類に入ると考えてもいいと思います。
時々、深く呼吸をしてみることを意識してください。
自律神経が乱れる
高温多湿の中、一生懸命動くと呼吸が浅くなります。正しく行えば、ホットヨガでも自律神経が整う効果が期待できるかもしれませんが、場合によっては自律神経のバランスを崩してしまうかもしれません。
体温調整や発汗は自律神経の働きによるもの。ホットヨガ終了後に暑い空間から涼しい空間に移動することにより、自律神経が過剰に働くケースも。結果、疲れやすくなったり、眠りにくくなったりします。
1日に何本もクラスを担当するホットヨガインストラクターの中には、自律神経が乱れてしまい、様々な症状に悩まされている人も少なからずいます。
汗で滑る
ホットヨガでは汗をたくさんかくので、ポーズをとっている時に滑りやすくなります。
汗を吸収するためのタオルはもちろん、機能性の高いウェアを着ることも大事です。
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肌の乾燥
ホットヨガでは大量の汗をかくため、新陳代謝が促されターンオーバーがスムーズになりやすいです。
スタジオの熱と湿度は一見肌に良さそうに見えますが、レッスンを受けすぎると、汗と共に皮膚のバリアも流れ出てしまうため、乾燥肌や肌荒れの原因となることがあります。
管理人自身は乾燥による肌あれが治らず、困ってしまったことがありました。
ホットヨガの後は汗をシャワーで流し、保湿をしてください。
ホットヨガが向いていない人
ホットヨガはすべての人に適しているわけではありません。特に以下のような人には向いていない場合があります。
ホットヨガが向いている人
ではどんな人がホットヨガに向いていると言えるのでしょうか。
ホットヨガの適切な頻度
ホットヨガは多くても1日1クラスまで。初めての方はまずは週1回から始め、徐々に体を慣らしていくのもおすすめ。頻度は週に1回から2回。多くても3回程度までがいいです。
汗をかいてスッキリしたい気持ちはわかりますが、ここまでお伝えしてきた通り、やりすぎは禁物です。
いつもは平気でも今日は気分が優れないということもあります。またレッスン後に体調が悪くなることもあります。
無理せずにインストラクターやスタッフに声をかけてください。
まとめ
ホットヨガにはメリットがある一方でデメリットもあります。
ホットヨガスタジオのインストラクターは1日何本もレッスンを担当しなければならず、体調を崩し、長く続けらない人が沢山いました。
個人差があるので一概には言えませんが、無理せず、自分に合った方法で、ぼちぼち、気持ちよく続けてください。自分に合っていれば、ホットヨガでもランニングでも、ヨガでも筋トレでも、なんでもいいと思います。
正しい知識を持って、自分の心と体の声を耳を傾けながら健康な日々を送っていきましょう。
ホットヨガを検討している方はまず自宅でオンラインヨガを受けてみて、これを暑い中でできるかどうか検討してみてもいいもしれません。