「胸を開くポーズ」は、気持ちがポジティブに、前向きになります。
反対に気持ちが落ちている時は猫背になり、背中が丸くなりやすいのです。
なんだかやる気が出ない。気分が上がらない。そんな疲れている日こそ、胸を開くポーズをやってみましょう。
胸を広げることで、呼吸が深くなり、姿勢も整ってきます。
この記事で簡単にできる胸を開くポーズを紹介しますので、是非チャレンジしてみてください!
胸を開くポーズのメリット
胸を開くポーズは、日常生活やデスクワークで前傾姿勢が続く現代人にとって特に効果的なポーズです。
そのメリットについていくつかご紹介します。
(1)胸を開くことで、深い呼吸が促される。
(2)胸郭周りの筋肉がストレッチされることで姿勢が整う。
(3)胸を開き、深い呼吸を行うことで、自律神経が整う。
実は、胸を開く付近は交感神経が集中している部分。交感神経は「頑張る神経」、逆に副交感神経は「休める神経」です。(一般社団法人 日本呼吸器学会HPより抜粋)
自律神経のバランスが崩れると体は不調をきたします。本来の力が発揮できないばかりか、やる気が出ない、頭痛、よく眠れないなど、様々な症状が出ることがあります。
胸を開くヨガのポーズ 2選
ここからは自宅でできる、胸を開くヨガポーズを2つご紹介。どちらも寝転んだままできます!
ポーズ名の表記は(日本語・サンスクリット語)の順です。
魚のポーズ・マッツヤーサナのやり方
①仰向けになり、足をそろえて伸ばします。
②お尻の下に両手のひらを置きます。手のひらは床向きです。
③肘や腕で床を押しながら、肩甲骨を寄せ、胸を引き上げていきます。
④上体を引き上げ、頭頂部をマットに。
⑤ポーズが安定したら、胸を引き上げた状態で5回ほど呼吸。
⑥ポーズから抜ける時は頭を浮かせて、顎を引き、ゆっくりポーズから抜けます。
魚のポーズのポイントは⑥です。首を痛めないように、必ず頭を浮かせて顎をひいてから、ポーズから抜けましょう。
ワニのポーズ・ジャタラパリヴァルタナーサナのやり方
①仰向けになり、おへそを内側に引き込みます。腰を反らないようにしましょう。
②右膝を胸に引き寄せ、左側に倒します。
③右腕は肩の高さで横に伸ばします。
④目線も右側に。なるべく両方の肩が床から浮かないように。
⑤5回ほど呼吸をしたら、反対側も同じように行いましょう。
ワニのポーズのポイントは④。両肩が床につくように、体に位置を調整してみてください。胸の広がりを感じつつ、腰回りも気持ちよくストレッチしましょう。
ヨガで胸を開く時の注意点
胸を開くポーズの時は、腰を痛めないように行うことが大事です。
特に女性は腰回りが柔らかいので胸を開く際に、胸よりも腰を反ってしまうことがあります。
胸というのは下記図でいう、青い部分の胸椎。緑色部分の腰椎ではありません。
胸を開くイメージ
どうしても腰を反ってしまう場合は、このように両手を後ろで組んで、胸を前にグッと押し出す練習をしてみましょう。
背骨は腰の辺りでなだらかなカーブを描いていますが、腰を反るというより、胸が開いて心地が良いと感じられたらOKです。
まとめ
以胸を開くポーズについての効果と日常に取り入れやすいヨガポーズをご紹介しました。
どのポーズも気分転換にぴったりです。やり方を覚えて、好きなタイミングでやってみてください。
朝に行うと、気持ちがリフレッシュして姿勢が整い、夜に行うと、深い呼吸でゆったりとリラックスできます。
リラックスしたいときや疲れを感じたときに胸を開くポーズを行うことで、心地よいリフレッシュ効果を実感できることでしょう。