ヨガインストラクターに、保険って必要なの?
フリーランスで活動するなら必須です。もちろん管理人も加入しています!
ヨガインストラクター向けの保険とは?
ヨガインストラクター向けの保険は、ヨガを教えるプロフェッショナルに特化した保険商品です。
ヨガを指導する際に生じるさまざまなリスクやトラブルに備えられます。
ヨガが普及する中、レッスン中の事故やケガの報告も増加傾向にあります。そのような場面でも保険に加入しておくことで、安心して指導に集中することができます。
ヨガインストラクターが保険に入るべき理由
ヨガインストラクターがヨガ保険に入るのは必須と言えます。
なんと、ヨガの練習中に怪我をしたことがある人は6割近く。(2021年12〜2022年11月調査・ヨガ安全指導員HPより抜粋)しかも、そのうち3割が「ヨガインストラクーの不適切な指導のため」と回答しています。
特にフリーランスのヨガインストラクターの場合、ヨガレッスンにおいて生徒が事故やケガを負った場合、ヨガインストラクターが賠償責任が発生する可能性があります。
また、ヨガの指導中に自らが怪我をした際の補償がある保険もあります。
リスクに備えて、適切な保険に加入することは非常に重要です。
ヨガレッスンにおけるケガの事例
ヨガレッスン中に生徒がケガをしてしまった、自身がケガをしてしまい指導ができなくなった、などの事例は決して珍しいものではありません。
ヨガは身体を動かす活動であり、その過程でケガをする可能性が常に存在します。
ここで実際に身近にあった怪我の事例をいくつかご紹介します。
怪我の事例(1) ウルドゥヴァダヌラーサナ・40代女性
立った状態から後屈に入る際に、インストラクターがアジャスト。練習後に腰のあたりに痺れが残る。痺れが痛みに。数日後病院に行ったところ、腰椎ヘルニアと診断。現在も完治はせず。
怪我の事例(2) パドマーサナ・30代女性
瞑想のクラスで長時間(15分程度)パドマーサナで座っていたところ、腰から足に痺れが。その後、病院で坐骨神経痛と言われ、痛みが無くなるまでに1年ほどかかった。
怪我の事例(3) 四つ這いの状態から転倒・70代女性
特定のアーサナではなく、ポーズからポーズに移行する際、四つ這いの状態から右側に転倒。手首を骨折。
以上のように、難易度の高いポーズでなくても、様々なシチュエーションで事故や怪我が起きていることが分かります。
ヨガの指導者として気をつけるべきこと
ヨガインストラクターの意識だけではなく、参加する生徒側の意識も大事です。
自分の身体の声は自分で聞くこと。痛みがあったら無理をしないこと。疑問や違和感があったら我慢しないこと。
自分の限界を知っているのは自分だけです。ヨガインストラクターではありません。
ヨガインストラクターの保険 おすすめ3選
ここからは、ヨガインストラクターの保険でおすすめのものを3つご紹介します。
ヨガの保険
こちらは2018年よりスタートした、ヨガ特化型の保険です。2019年よりヨガインストラクター自身の仕事中のケガ(傷害)も補償。
一般社団法人ホリスティックヘルスケア協会・ヨガ安全指導員プロジェクト事務局が提供。
特徴は「安全講習会」という3時間の講座を開催していること。専門家からヨガの練習中に起こりうる怪我やリスクについて、定期的に最新情報を学べます。
管理人も何度か受講していますが、毎回指導者として気持ちが引き締まる講習会です。
この講習を受講後、保険に加入。1年目¥26,000、2年目以降の更新は、¥20,000です。(2024年現在)
賠償責任保険の引き受けは、三井住友海上が担当。
引用元:ヨガの保険
ヨガ・ピラティスインストラクター保険
ヨガやピラティスのインストラクターとして活動している人に特化した賠償責任保険。
一般社団法人日本エアリアルヨガ協会が提供。
レッスン中に生徒さんにケガをさせてしまったり、用具を破損させてしまったりなど、法律上の損害賠償責任を負担することにより生じる損害を補償。
月額880円(税込)でリーズナブル。対人・対物保証あり。
賠償責任保険の引き受けは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が担当。
ヨガ・整体・アロマ・ベビーマッサージ 賠償責任保険
ヨガ・整体・アロマ・ベビーマッサージなどサロン運営者を対象にした保険。一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)が提供。
レッスン中にポーズを指導して生徒にケガを負わせてしまった、サロン内の機材が倒れてお客様にケガをしてしまった場合など。
対人・対物保証。
賠償責任保険の引き受けはChubb損害保険株式会社ですが、特徴として保険会社との間に「株式会社日本総険」が入り、が仲介してくれるということが挙げられます。
メリットとしては「株式会社日本総険」がヨガインストラクター側に立ってくれて、保険会社とのやりとりを代行をしていくれることです。
まとめ
フリーランスで働くヨガインストラクターは、保険に入っておくことをおすすめします。
長くヨガインストラクターとして働いていると、様々なシチュエーションに遭遇します。
自分自身や生徒の安全をしっかり守り、ヨガの指導に集中するためにも、適切な保険に加入し、安心して活動を続けていくことが大切です。
是非、この記事を参考にヨガの保険を検討してみてください!