広告 アーユルヴェーダ ヨガ基本知識

アーユルヴェーダ 消化力を高めよう!

アーユルヴェーダでいう消化力とは?

アーユルヴェーダでは消化力のエネルギーを「アグニと言います。

アーユルヴェーダにおける最も大切な概念のひとつです。

このアグニのバランスが取れていることが心身ともに健康でいることの一つとされているほど、重要です。

体は食べたもので出来ている

食べ物を摂取すると、消化され、体の必要なところに運ばれていきます。

言うまでもなく、私たちの体は食べているものによって作られています。

アーユルヴェーダでは、消化しきれない未消化物のことをアーマと言います。

アーマが溜まってしまうと、心身のエネルギーの流れが悪くなり、体に不調をきたすと考えられているのです。

消化するのは食べ物だけでない!心の消化力って?

消化力は食べ物だけに発揮するのではありません。

私達は、日常生活で見たり、聞いたりして、自分自身に情報を取り入れます。

それによって、内側にさまざまな感情や考えが生じるでしょう。

未消化な経験やネガティブな感情も、食物と同じようにアーマとなり、心に蓄積してしまいます。

そこで大事なのは「消化力のエネルギー、アグニ」

心身ともに健康でいるためには、アグニを維持することこそが、重要であるのです。

そのためにドーシャチェックを行い、自分にあった食事・日常の過ごし方・ヨガを知ることはとても有益になります。

チェックリストに一つでも当てはまったら、消化力が落ちているかも?

消化力チェックリスト

  • なんだか疲れている
  • 寝起きがすっきりしない
  • 肌荒れ
  • 胃腸の調子がイマイチ
  • 最近太ってきた
  • イライラする
  • 一つのことに執着する

消化力を整える食べ方

ここでは、「消化力のエネルギー、アグニ」を整えるための食べ物をドーシャタイプ別にご紹介します。

ドーシャタイプに関する記事はこちらを参考にされてください!

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消化力を高める第一歩は『食べ過ぎないこと!』

普段の食事で、お腹いっぱいになるまで食べていませんか?

たくさん食べて、眠くなってしまったり。朝になっても昨晩食べたものがまだ胃の中で重い感じがしたり。

それはもしかしたら、自分の適量を超えて食べたために、アグニがうまく働かず、消化しきれなかったのかもしれません。

前述したように、アーユルヴェーダでは、消化できなかったものは、未消化物として、体内に蓄積していくと考えます。

蓄積したものが体や気持ちがスッキリしないの原因となると考えるのです。

まずは食事の量を適量にしてみることからスタートします。

アーユルヴェーダでは、腹7分目くらいを推奨しています。

人によって、体格、食べる量などが異なるため、様子を見ながら調整してみてください。

タイプ別:疲れた体をリセットのためのおすすめ食事

疲れた時、忙しい時についつい手に取ってしまう食べ物はありませんか?

普段の食生活を全部見直すのは少しハードルが高いかもしれません。

そこで、疲れた時についつい選びがちなその食事を、体質に合ったおすすめの食べ物に変えてみるのはいかがでしょうか。

翌朝すっきり起きられるかもしれません!

ヴァータの場合

疲れた時に選びがちなもの:生野菜のサラダ・サクッと取れるシリアルなどの軽いもの

おすすめ:エネルギーを浪費しやすいヴァータ体質の方は、炒めものや蒸した野菜などがおすすめ。鍋料理やスープ、リゾットやお粥も体質に合っています。

ごま油やギーなど良質な油も摂ってみましょう。

ヴァータ体質の方は「落ち着いて、ゆっくり目の前のものを味わう」ことを意識します。

ピッタの場合

疲れた時に選びがちなもの:アルコール・辛いものなど刺激があるもの

おすすめ:熱が上がりやすいピッタ体質の方は、生野菜や果物がおすすめ。アイスよりも水分を多く含むものがおすすめ。他にもオリーブオイルやギー、鶏のささみなども良いとされる。お酒が飲みたい時は少量の甘いものを。

ピッタ体質の方は「落ち着いて、イライラせずに食べる」ことを意識します。

カパの場合

疲れた時に選びがちなもの:ケーキ・揚げ物などの重いもの

おすすめ:カパ体質の方は、疲れている時こそ軽めの食事を心がけてみましょう。スパイスの聞いた炒め野菜・蒸し野菜料理もおすすめ。油分の取りすぎには注意。消化力が弱い体質なので、食べる量にも気をつけます。

カパ体質の方は「量は控えめに、間食などでダラダラ食べ続けない」ことを意識します。

まとめ

いかがでしたか?

個人により、体質・環境・運動量もさまざまです。まずは、ご自身の体調を観察しつつ疲れた1日のお食事を調整してみるのもいいかもしれません。

それで心身ともにすっきりしたら最高ですよね。是非試してみてください!

アーユルヴェーダ的・おすすめの過ごし方は下記記事も参照にされてください。

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まろ

(プロフィール)現役ヨガインストラクターのまろです。 フリーランスで働きながら「ヨガ」に関連する情報を発信しています。 お仕事のご相談は「お問い合わせ」からよろしくお願いします。

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