現役ヨガインストラクターへのインタビュー :Part 1

ヨガの世界で活動をスタートさせるため、資格取得から実際の仕事まで。誰1人として同じではないヨガインストラクターとしての歩み。

ヨガインストラクターになりたい！と思っている方。ヨガインストラクターとしてのキャリアを考える方にとって、参考になる情報が満載です。よりリアルに感じてもらえたら幸いです！

まずは1人目のプロフィールからどうぞ！

プロフィール

複業フリーランス・現役ヨガインストラクター。

派遣社員、アルバイトなど様々な仕事を体験後、現在はフリーランスで語学関連の仕事を。

フリーランス故に、忙しい時は忙しい。暇な時は暇。そっちの方が向いている自由業タイプ。

朝ヨガをしてスッキリご機嫌に過ごすのが日課。ヨガ解剖学の本を眺めるのが好き。愛犬との時間が癒し。

ヨガインストラクターを目指したきっかけ

なぜヨガインストラクターを目指したのか

身体を動かすのは好きでしたが、ヨガはゆったりゴロゴロするイメージだったので、興味がありませんでした。

たまたま、趣味で通っていたダンススタジオでヨガのクラスを受けてみたところ、びっくり！結構動く！そして気持ちの良いシャバーサナ。

それ以降、ダンスを辞めてまでヨガにはまりました。

幼い頃からダンスをやっていた私は、「いかに振り付けを美しく人に見せるか」という観点で身体を使っていましたが、ヨガの先生の「自分のために身体を使ってください。」という言葉に目から鱗。大人になって初めて自分自身と向き合う時間を持てた気がして感動しました。

そこからヨガの持つ効果やポーズの深さに引かれ、他の人々にも伝えたいという思うように。

何より、どのヨガインストラクターも素敵で、こんな風に年齢を重ねていきたいと思ったこともヨガインストラクターを目指した理由の一つです。

多くの人に健康と癒しを提供できることに魅力を感じました。

ヨガインストラクターになる前のヨガ練習

私が最初に出ていたヨガクラスのスタイルは「ハタヨガ」です。

ハタヨガは基本的なポーズを中心に、呼吸法や瞑想を組み合わせた伝統的なヨガのスタイルです。動きとリラックスのバランスがいいです。元気な時は、「アシュタンガヨガ」の先生のクラスにも出ていました。きつかったけれど、出来ないことにチャレンジするのが楽しかったです。

3年間、週5くらい、スタジオに通って練習していました。

資格取得スクールについて

スクール選び

同窓生がたくさんいるといいだろうな思い、国内の知名度の高い、大きいスクールを選びました。

説明会に行った時に雰囲気が良かったのも決め手に。資格は国内で一番通用すると聞いた、全米ヨガアライアンス取得コースを。

ヨガインストラクターになるための初期費用

全米ヨガアライアンスRYT200取得のための受講料は座学・実技含めて50-60万円くらいかなと。

そのほかに教材費が2-3万円くらい。通学だったので、交通費もかかりました。講座中はヨガマットやウェアなどの備品も欲しくなり、追加購入しました。

コース卒業後、全米ヨガアライアンスの登録料が＄115かかります。

実はRYT200取得後、働きながら少しずつ講座を受講して上位資格のRYT500を取得。

マイペースにやっていたのでRYT200取得後から5年かかりました。RYT500のためにそこから更にプラス50-60万円かかったと思います。

---

\\\ヨガグッズは下記サイトが様々なブランドがバランスよくまとまっていて、取り扱い商品も多いです。ここから購入しているヨガインストラクターも多く、プロが使う有名ブランドも多数あります。///

資格取得までにかかる期間とその過程

他の仕事をしながらだったので、週末のコースに1年半くらいかけて通いました。

一般的には3ヶ月から6ヶ月程度で資格は習得可能かもしれませんが、ヨガ哲学はもちろん、ヨガのポーズもすぐに習得できるわけではないので、ちょうど良い期間だったと思います。

理論的な知識を学ぶための講義は、解剖学、ヨガ哲学、呼吸法など。

実技は正しいポーズの取り方やアプローチ、生徒への指導方法など。

最終試験はリードティーチャーの元、デモレッスンを行い合格すると、全米ヨガアライアンスRYT200が申請可能に。

資格取得後、ヨガインストラクターとしての活動開始

資格取得後すぐの仕事

スクールを卒業してすぐ、友人や知り合いに向けて、1ヶ月に1回ほどヨガクラスを行いました。場所は公民館やマンションの共有施設、広い公園やビーチなど。今後も仕事にしていくために、最初から参加費をもらって開催していました。

その後、大量募集がかかっていたホットヨガのスタジオで働き始めました。沢山の本数を担当することが出来、経験値が上がりましたが、暑いのが苦手だったのと、呼吸法や瞑想ができないホットヨガが自分のやりたいヨガではなかったため、2年で退職。

その頃には少し経験を積めていたので、ヨガスタジオのオーディションをいくつも受け、複数スタジオにて勤務開始。他にもフリーランスで仕事をしていましたが、最高で週に20クラスほど担当。正直、毎日クタクタでした。

その経験を経て、自分にあった働き方、ヨガとの向き合い方を考えるようになりました。

現在の働き方

現在は、自身でヨガクラスを主催・運営。それ以外では卒業したヨガスクールでのレッスンクラスを担当しています。

対面でもオンラインでもレッスンを行っています。

これまで沢山のヨガスタジオで働いてきましたが、一旦整理して、自分のペースで働けるスタイルを模索した結果、こうなりました。

他にも、外部イベントにヨガ講師として参加することも。

自分のヨガ練習もやりつつ、他のフリーランス仕事もやりつつ、バランスの取れた日常生活を送っています。

ヨガインストラクターの仕事の探し方

最初はネットで求人検索をして申し込み、オーディションを受けました。また、HP上では募集をかけていないヨガスタジオにも、いいなと思ったら履歴書を送り、問い合わせをするとオーナーさんが会ってくれて採用に至ったこともあります。

新人インストラクターは自分から行動です！

そのうち、知り合いインストラクターからの紹介で仕事が決まることが増えてきました。

お互いのヨガスタイルや人柄が分かっている方が、クラスを安心して任せられるので、私から声をかけることも。

人との繋がりの中で、仕事が増えていきます。

ヨガインストラクターの理想と現実

ヨガインストラクターになってみて、イメージと違ったこと

デジタル・SNSに強い方がいいということ！

ヨガはむしろそこから遠いイメージでしたが、実際は個人事業者として、しっかり告知・集客などをすることが大事です。自分のことを、ヨガクラスのことを知ってもらって初めて、生徒さんが来てくれます。

ヨガインストラクターの収入事情

週に20本くらいのクラスを担当していた時はヨガの仕事だけで食べていけていましたが、身体的な負担が大きくもう出来ません。

現在は週に3-5本くらいを担当しています。複数の仕事とバランスよく収入を得るようにしています。豊かな人生を送るにはプライベートも大事です。

ヨガインストラクターになって良かった事

ヨガインストラクターになって良かったというのもありますが、ヨガをやってきて良かったという思いが年々強くなっている気がします。

年齢に応じて変わっていく体。昔のような体力はなくても、今の自分にあった心身健康法を自ら実践できる。それを、周りにシェアできる仕事は幸せだなと思います。

いい人たちにたくさん出会えていること、そしてこれからもきっと出会えること。自分の人生を自分でよくしていけること。

これだけでヨガインストラクターになって良かった！と思えます。

未来のヨガインストラクターに向けて

好きなことですが、社会と関わる仕事なのでリサーチも大事です。でもリサーチばかりして、頭でっかちにならないように。

どんな先生になりたいか、理想の人を探すのも最初はいいかもしれませんが、自分がヨガという技術を使って、どう社会と人と関わっていきたいか。

どんな人達に伝えたいかなど、やりながら模索してみてください。

続けていれば「自分にしかないヨガ講師としての道」が歩めているはずです。

何よりも自らがヨガを実践して、練習に励むことも大事です。

何度でも立ち止まって、やり直して、ヨガと共に幸せで豊かな日々を過ごしてください。

まとめ

実際にヨガインストラクターになるまでの道のりや、働き方は様々です。これらのインタビューが皆さんの参考になれば幸いです。

ヨガインストラクターになりたい人からよく聞かれるQ＆Aの下記記事もぜひご覧ください！