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現役ヨガインストラクターへのインタビュー :Part 2

誰1人として同じではない、ヨガインストラクターへの道。

今回は、男性ヨガインストラクターとして活躍する先生にインタビューしました。

ヨガインストラクターになりたい!と思っている方にとって、ヒントになる情報が満載です。

プロフィール

「良い加減」をキーワードに障害者福祉の業務とヨガの指導を行う「復業ヨガ講師」

自他共に皆が心身ともに健康で快適な人生を送るために必要なものをゆるーく模索しています。

趣味は音楽、掃除。

ヨガインストラクターを目指したきっかけ

なぜヨガインストラクターを目指したのか

精神科病院に相談員として勤務していた時、ヨガを始めようと思いました。まずは自分の体力作りのために。

ヨガは「Yogini」という雑誌を見てヨガを知りました。高校・大学と仏教系の学校に通っていたので、「心って何?」など、哲学を学ぶのが好きだったんです。

ヨガも共通するものがあると知って興味が湧きました。しかも、身体を動かしてスッキリ出来るのはいいぞ!と。

ヨガを始めてすぐに、両腕をバンザイする動きすら、日常ではあまりやっていないんだなと気づきましたね。

そんな時、仕事でゴタゴタがあり、このままだと誰も幸せになれないなと。それなら思い切って、ヨガインストラクター講座を受けてみようと!20代後半の時でした。

正直、当時はヨガの先生になれるなんて思っていませんでした。やってみてやれそうだったらいいなくらいの気持ちで。自分がヨガの先生をやっているイメージは全く持てていませんでしたが、学びたい、やってみたい気持ちで行動しました。

ヨガインストラクターになる前のヨガ練習

ヨガを始めた当初は、今より女性が多かったのでヨガクラスに行くのに勇気が必要で・・・。

なので、最初の1年間は独学で太陽礼拝をずっとやっていました。

最初にクラスを受けた時は、ゆったり系のクラスだったと思います。そんなに激しく動いていないのに、程よい疲労感で筋肉を使った感じ。ヨガってすごいな、と思いました。

資格取得スクールについて

スクール選び

早く学びたかったので、最短でヨガの資格が取りたかったです。

選ぶポイントは①期間が短め ②週末通えるスクールであるということ。

その上で最終的な決め手はカリキュラムでした。解剖学・哲学も含めて総合的に学べるところに。

ヨガインストラクターになるための初期費用

確か、全米ヨガアライアンスRYT200を取得するための講座の費用は60万ほどだったかなと思います。

それ以外にもヨガクラスに通っていましたし、当時は埼玉県に住んでおり、東京都にあるスクールに通うために交通費が往復で¥1,000以上かかっていました。

それも含めると、RYT200を取得するまでに80万円くらいかかったと思います。

資格取得までにかかった期間

8ヶ月ほどで、全米ヨガアライアンスRYT200を取得するコースを卒業しました。

RYT200取得後のさらなる学び 〜オダカヨガとの出会い〜

RYT200の資格取得後、男性のヨガインストラクターの少なさを、改めて感じていました

なので、男性のヨガインストラクターの先生と、もっと出会うために色々なイベントに足を運びました。その時にオダカヨガに出会います。初めてオダカヨガを受けた際に、今までやったことない動きがたくさんあって!

もともとヨガ練習をしていて、自分はバックベンド系のアーサナで腰を痛める可能性があるかなと。オダカヨガは特に体幹を使えている実感があり、怪我をしないでヨガを楽しむためにも、学ぼうと思いました。

オダカヨガはイタリアの流派で、武道の要素が入っているんです。学生時代に弓道・柔道をやっていて、共通する点があり、惹かれました。波の動き・武道・禅の要素が入っているヨガです。

本格的に学ぶために2週間、ギリシャで行われていたTTに参加。もちろん2週間で習得できるわけではないため、帰国後も先輩のレッスンを受けたり、動画で練習を積み重ね、半年くらいでオダカヨガクラスを開催できるようになりました。

資格取得後、ヨガインストラクターとしての活動開始

資格取得後すぐの仕事

最初はどういうふうに仕事をするか、どこで仕事を得てくるか、全然分かりませんでした。

卒業後に、スクールの紹介でお試しクラスを何度か持たせてもらい、ヨガインストラクターデビューをしました。機会を貰えて、ありがたかったです。

現在の働き方

以前は「パートで福祉の仕事」「複業でヨガインストラクター」をやっており、ヨガの仕事が大半の時期もありました。

現在はもともとやっていた福祉の仕事をメインでしています。

今は、福祉の現場も高齢化が進んでおり、運動療法が重要視されています。

ヨガで体を動かすと心身ともにスッキリする!という理由もありますが、糖尿病や肥満などの患者さんもいるので運動療法って必須なんです。

福祉の仕事の中で、運動指導として、5分間レッスンや30分グループレッスンもやっています。

意外といないんです。福祉の現場で運動指導もできる人材って。勤務先の法人のイベントに駆り出されて、ヨガを教えることも。

ヨガインストラクターとしての経験が生きて、元々の仕事の幅が広がりました。

ヨガインストラクターの仕事の探し方

「ヨガの資格を取りました!ヨガクラスができますよ。」と周りの人に言う

まず、ヨガを伝えていくにあたって、自分の身近なところから!と考えました。

近所のヨガスタジオでクラスに参加した際、「最近ヨガ資格を取ったんですよ。ヨガインストラクターを探していたら雇って下さいね〜!」と周りに言っていたんです。

その結果、そのスタジオで今、ヨガインストラクターを探している!ということが分かり、クラスを担当することに。

オーディションは2回受けたことがあります。1つは受かって、1つは落ちました。落ちたところは厳しいところだったみたいですが、自分には合わなかったということで。

人との繋がりや、自分の言葉から、少しずつ指導の現場が広がっていきました。

男性ヨガインストラクターとして働くということ

近年は男性のインストラクターも増えてきたと思いますね。

ヨガはみんなに開かれています。でも、ヨガクラスの参加者は女性が多いので、清潔感に気をつけました。

あと、これは性別は関係ないのですが、皆さん社会の中では厳しいこともあると思います。でもヨガの時は「できないのもいいじゃない、できる範囲でやろうよ」という事を伝えています。

参加してくださる生徒さんには、ちょっとだけでも、心も一休みしてもらいたいです。

ヨガインストラクターの理想と現実

ヨガインストラクターになってみて、イメージと違ったこと

ヨガスタジオといっても、いろいろあるんだなと、働く立場から感じました。

自分は滅多に出会わなかったですが、集客ノルマがあるスタジオもあるようです。

時間が許す限り、一人一人をケアできるクラスをやりたいと思っていたので、そういうスタジオでは長く働くことが出来ませんでした。

いい意味でイメージと違った事は、思ったよりヨガインストラクターの需要ってあるな、っていう事です。

ベテランの先生も沢山いる業界ですが、日常生活でヨガをする場合の身近な存在のヨガインストラクターは人手が足りていないようにも感じます。

病気ではないけれど、腰が痛い、肩が凝っているなど、ヨガをやったら良さそうな人って、たくさんいるかなって。

「運動しましょう!」「自分で体を動かしてね!」と言われても、自分1人では分からないですよね。

ヨガインストラクターになって良かった事

まず、自分自身の身体が元気です!仕事をしていて、体力があるのはいいですね。重い荷物を持つ時に怪我しにくいし、楽です。

あと、ヨガを通じていろんな人に会えるので心が豊かになります。

視野が広くなったと思いますし、物事に対して何とかなるかな、と思えるように。生きるのが以前より楽になったと思います。

今後やってみたいこと

ヨガクラスに足を運んでくれる人だけではなくて、もっと幅広い人たちに出会っていきたいです。

例えば地域の中で1人で悩んでいる人に対して、手助けのアプローチの一つとしてヨガを使ったり、地域の活性化にヨガや今まで学んできたことを活かせたり出来たらいいなと思っています。

未来のヨガインストラクターに向けて

ヨガやヨガに限らず、何でも自分がやりたいことをやってみたらいいかなと。

自分の場合、複数の仕事をする中で、色々な価値観に触れられたのが良かったです。どちらにもいい影響が出たと思っています。

もしヨガインストラクターをやってみたいという気持ちがあれば、飛び込んでみるのもありですよね。

やりたい事を周りに伝えていくことで、活路が見出せるし、いろんなことが広がっていきます。

自分の中に思いを留めておかないで、ちょっとでも出していってもいいんじゃないかなと思います。

まとめ

いかがでしたか?様々な道のりがあるヨガインストラクターとしての歩み。参考になれば幸いです。

過去のインタビュー記事もありますので、こちらも是非ご覧ください。

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  • この記事を書いた人

まろ

(プロフィール)現役ヨガインストラクターのまろです。 フリーランスで働きながら「ヨガ」に関連する情報を発信しています。 お仕事のご相談は「お問い合わせ」からよろしくお願いします。

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